メンター×新入社員対談2022

新入社員の成長促進と働く安心感、社内コミュニケーションの活性化など、
様々なプラス効果を生み出している当社のメンター制度。
自身もメンターの指導を受けたのちに、今度はメンターとなった社員。
そのもとで業務指導やスキルアップのフォローを受けている新入社員が対談。
2人が語るメンター制度の内容や社内の人間関係、成長エピソードから、
皆さんの入社後のイメージが、より具体的に見えてきます。

Profile

メンター

矢野友美

Tomomi Yano

名古屋支店名古屋営業所
セールスエンジニア
2020年入社
人文学部日本文化学科

新入社員

坂井田百音

Mone Sakaida

名古屋支店名古屋営業所
セールスエンジニア
2022年入社
現代マネジメント学部現代マネジメント学科

TALK01

自身の新人時代を振り返り、メンターとして
新人の視点に立った指導がもたらしたもの。

矢野: 私も経験あるけど、入社した頃ってすごく不安だったんじゃない？　職場にどんな人がいるのか、困った時は誰に頼ればいいのかな？とか。

坂井田: もちろん、最初は何もかもが不安でしたよ……。でも、メンターが新入社員一人ひとりに付いてくれるということを聞いて、どんな人が付いてくださるかは楽しみにもなっていました。

矢野: で、そのメンターが私だったと。最初はどう思ってたの？

坂井田: 年齢も近いですし、同性だということで安心しましたよ！　実際に話していても優しいお姉さんという印象でした。それに、配属前の時点で私の育成計画を作っていただいていると人事の方から聞いていましたから、「すごく私のことを考えてくれているんだな」と。

矢野: 好印象で良かった（笑）。育成計画書は、私がメンター制度を受けたときを振り返って、「最初にあったら安心だろうな」と思ってつくったけど、これはあくまでも土台だからね。あとは本人と実際に会ってから、一緒に考えていこうと思っていたし。

坂井田: そうだったんですね。育成計画書の存在は、私にとって安心そのものでしたよ。実際に見せていただいた時、私がいつまでに何をするべきかが明確に書かれていて、自分でも目標設定がしやすかったです。

矢野: メンターをやるのは初めてで、「こういうのがあると良いな」と思いつくことはできるだけやってみることにしてるから、安心してくれてよかった。私もまだ会社では若手で、純粋に後輩ができた嬉しさもあったから、私はメンターを「喜んでやらせてもらっている」感じで、指導するのも楽しめているよ。

坂井田: 配属当日には営業所の皆さん一人ひとりの挨拶回りに同行していただきましたよね。あれは、すごく私には思い出深くて、おかげで職場にすぐ溶け込めました。本当にいろいろ考えていただいていたんですね！

矢野: 実は私自身すごく人見知りで、入社時は挨拶して回るのにすごく勇気が必要だったから、私がついていくことで、そういう気持ちのハードルを下げたいなと思ったの。

坂井田: あれは助かりましたし、こんなに手厚いサポートをしていただけることに感動しましたよ。私の指導には、矢野さんの新人時代の経験が生きているんですね。

矢野: 私のメンターはお父さんぐらい年齢が離れている方で、本当に優しくて仕事の経験も豊富で、なんでも相談できる安心感があったけど、私自身は経験もまだまだだから、新卒社員に近い私だからできることを考えたという感じかな。

坂井田: ちなみに私の最初の印象はどうでしたか？

矢野: 配属されてからのランチでインド料理のお店に行ったのを覚えてる？　あの時、巨大なナンがついた大盛りメニューをペロッと平らげる坂井田さんを見て、私も職場の大食いキャラだったから、「これは頼もしい大食い仲間ができたな」と思ったよ（笑）。

坂井田: えっ！そっちの印象ですか！（笑）

TALK02

新人の個性と自発性を伸ばす指導を通して、
その人らしさが輝く社員に成長していく。

坂井田: 入社1年目の今は全力で仕事を覚えようと努力して、スキルアップも図っている最中なんですが、矢野さんから見て、私は成長しているように映っていますか？

矢野: スキルアップという点では、「.comマスター」の資格を同期で一番初めに取得したのは、圧倒的にすごかったと思うよ。

坂井田: 何を聞いても矢野さんが分かりやすく答えてくれたおかげで、焦ることなく勉強ができたからだと思います。もちろんまずは自分で調べて、本当に分からないことは何かを明確にするのを心がけていましたけど、この姿勢も普段の矢野さんの準備を怠らない仕事への向き合い方に影響を受けたんです。

矢野: それはうれしい（笑）。でも次のスキル把握テストもあるから、同期トップを目指して頑張ってほしいな。私も負けないように頑張るね。

坂井田: はい。まだまだ自信はないですが、頑張ります！

矢野: 仕事での成長という点では、積極的に提案したり発言する姿勢を続けていて、実際に売上にも成果として現れ始めているのはすごいなと思っているよ。この前、私が体調不良で休んで、代わりにお客さま対応をしてもらった時には、「ここまでできるなんて」と驚いたし！

坂井田: ありがとうございます。あれは本当に必死で（笑）。でも、日頃から矢野さんや上長とお客さま先を回らせていただいて、いろんな現場を見せていただいたからできたことです。

矢野: 坂井田さんが一番素晴らしいのは、1年目でもそうやってお客さま先で積極的に発言してくれるところだよね。そこはすごく良い個性・素質だと思うから、もっと伸ばしていってあげたいな。

坂井田: 自分では必死にやっているだけなので、そう言っていただいてうれしいです！

矢野: 実際に坂井田さんの一言が受注につながって、エリアマネージャーに「坂井田さん、提案で活躍したんだって」とか、CAさんにも「すごい新人だ」って言ってくれていたから、私も自分のことのように喜んでるよ。あと、あの代わりに対応してもらった案件の中で、私も刺激を受けたことがあるの。

坂井田: 何ですか？　少しドキドキします（笑）。

矢野: あの時は、セキュリティ商材の提案で「これはこのお客さまに刺さらないだろうな」と思っていた商材があったんだけど、坂井田さんが純粋にお客さまの役に立つと考えて、別の角度から発言してくれて、それが受注につながったでしょ？　私にとっては盲点だったし、本当にハッとしたの。新人の頃に持っていたフラットな視点や創意工夫する気持ちを思い出させてくれたから。

坂井田: 少し照れくさいですね（笑）。今日お話をしていて、矢野さんは「私の性格や良いところを重視して、日頃から指導していただいているんだな」と改めて思いました。本当にメンターが矢野さんで良かったです！

TALK03

メンター制度を社員自身がブラッシュアップし、
会社全体へのさらなる波及効果を生み出す。

坂井田: 今までは、矢野さんとの同行で学ばせていただきましたが、今後は独り立ちに向けて、他のSEの先輩とも同行して経験を積んでいくことになると思います。そこで少し気になっていたんですが、私の指導をしながら、矢野さん自身のお仕事もするのって大変じゃなかったんですか？

矢野: まったく負担ではなかったかな。人に教えるために、改めて自分の業務や仕事の仕方を振り返る機会にもなったし、坂井田さんも自発的に勉強や調べ物をしてくれて、業務のサポートをしてくれるようになったから、全然負担が増えた感じはしなかったよ。

坂井田: 「先輩の仕事の時間を奪ってしまっているのでは……」と勝手に思っていたので、安心しました。でも、いつも質問や相談をすると、矢野さんはたっぷり時間をとって教えてくれますよね。本当に大丈夫でしたか？

矢野: そう思う時期は私もあったなぁ（笑）。1年目の時は、先輩の時間を取ってしまって申し訳ないし、現場でも役に立てていないし……とネガティブな気持ちが強くなるよね。だけど、それは自分の思い込みだと今なら確実に言えるよ。今回メンターを引き受けて、それは本当に実感した。私自身もいろんな経験をして成長できたし、メンターになって良かったと思うことが多かったから、改めて良い制度だなと思うね。

坂井田: 新人、メンターの先輩、どちらにとっても良いことがあるんですね。じゃあ、これからメンター制度を利用する新入社員の皆さんは、あまり気にせず、メンターの方に聞いてOKってことですね！

矢野: 指導した新人が成長していく姿を見られるってすごく貴重だから、メンターとしてもどんどん積極的に関わってほしいな。

坂井田: 最初に育成計画だけでなく、効果的な勉強の仕方も一緒に考えてくれたことは、これからもずっと忘れませんよ。私の目標として、独り立ちしていくことはもちろん、矢野さんみたいなメンターにもなりたいなと思っています！

矢野: ありがとう！　このメンター制度は、私自身も経験して、新人にとっては成長につながるし、その成長や頑張りがメンターだけでなく、周りの社員や会社全体を刺激していく、良いこといっぱいの制度だと思うので、もっともっと進化していってほしいね。

坂井田: そうですね。私もこれから入ってくる後輩のために、できることを考えるようにします。実際に私は、営業所に入る前の不安が払拭されただけじゃなく、自分の成長ステップも明確に仕事をしてこれましたし。

矢野: 今のままで良い部分を残しつつ、もっと良くなればということもあるから、私たちも当社のメンター制度をより良くする活動や会社全体により深く広く浸透させていくようにしたいね。

【コラム?メンター目線でこの制度を振り返る】

メンター制度は、新人にも会社にも良い

新人時代を振り返って・・・

私を指導してくれたメンターは、SEの大ベテランで、将来の目標とするには、最初は非常に大きな存在に感じるほどでした。でも、厳しいという感じは全くなく、緊張したり、焦ったりする私を和ませるような会話をしてコミュニケーションを取っていただき、自然に何でも相談できる雰囲気をつくってくれました。その方からは、常に事前準備することの大切さを学ばせていただき、今の私の仕事スタイルの原点になっています。当時は、メンターの人の気持ちは分かりませんでしたが、今回私もメンターを経験し、あの時の行動や発言は、私の性格や個性を把握して、的確に指導していただけていたんだなと思います。

メンター制度のこれから・・・